きつい表現にならないように言葉や表情を選んで話す

きつい表現にならないように言葉や表情を選んで話す

あなたが誰かに発した言葉はあなたの思考そのものです。もし本心では「つまらない」と思っていても「楽しいね」と言えば、相手はあなたが楽しんでると理解します。あなたの本当の気持ちがどうであれ、相手に伝わるのはあなたが言葉にした気持ちです。

表情も同じです。笑顔であれば「楽しそうだ」「喜んでる」と思われるし、しかめっ面なら「機嫌が悪い」「怒ってる」と思われます。他人の心を読むことは、世の中を生きるうえで大事ですが、完璧に相手の考えが分かることなどありえません。人は表情や言葉、しぐさなどごく簡単な部分でしか他人の心を読めないのです。

ですから、相手によく思われたいなら、誤解されたり、きつい表現にならないように言葉や表情を選んで接するのが効果的です。

どんなに相手にやさしくしたいと思っていても、表情がぶっきらぼうなら気持ちは伝わりません。部下を真剣にしかりつけようと思っても、顔が笑っていたら冗談かと思います。相手に何を伝えるとき、言葉の言い回しを誤ってきつい表現になってしまうこともあります。真意とは違う思いが伝われば、後で後悔せざるを得ません。

できるビジネスマンほど社交辞令がうまいと言います。本音を上手に隠せる術を身に付けているから、世の中をうまく渡っていけるのです。本音を隠すことを特に推奨はしませんが、思いを伝えるときにもっと言葉や表情を上手に使うと、伝わる印象がガラリと変わります。

「嬉しい」なら「泣きそうなくらい嬉しい」と言ってみたり、「楽しい」なら「今年に入って一番楽しい」と少し具体的な言葉を付け加えてみてください。気持ちがよく届きます。

相手に注意を促すときや頼みごとするときはきつい表現にならないように細心の注意が必要です。怒らせる気持ちがなくても、言い方しだいでは、誤解されやすい場面です。

また、ネガティブな感情を相手にぶつけるときは、言葉を発する前に本当に伝えていいのか考える癖をつけるといいでしょう。「もし本音を伝えたらどうなるか?」を想像してみてください。「感情的になりすぎたな」「浅はかな行動をしたな」と後悔しそうなら何も言わないほうがいいでしょう。

気持ちをそのまま表現すると、よくない結果になる可能性がでてきます。相手のことを思うなら、言葉や表情を選んでコミュニケーションする習慣をつけてください。考えることで、多様な表現力が身につきます。そうすればあなたの知性や個性を相手に印象付けることも可能です。