反対意見は「受け入れる」のではなく「受け止める」

反対意見は「受け入れる」のではなく「受け止める」

人の心はとても敏感で傷つきやすいものです。そのわりに頑固な部分も持っています。人によって程度の差はありますが、外からの影響(たとえば社会からの評価、他人からの態度や言葉など)に対して、まったく何も感じない人はいないでしょう。他人から反対意見を言われれば、気になるものですが、素直に自分の意見を変えられる人はなかなかいません。

もしあなたが「世界中を旅行してみたい!」と言ったとして、別の人から「お金かかるし、時間のムダだよ」と言われた、その反対意見をどう自分の中で消化するでしょうか?相手はあなたの価値観を否定しています。他人の反対意見は「受け入れる」必要はありません。ただ「受け止めれば」いいのです。

反対意見を「受け入れる」ことはストレスになります。自分の意見をしまいこんで、他人の意見を上書きすることは個性を殺すことです。あなたがあなたでなくなってしまいます。いさかいを起こしたくないと何でもかんでも受け入れては、心は壊れてしまいます。「受け入れる」のは自分がしっくり感じることだけで十分です。

自分がしっくり感じない意見は「受け止め」ましょう。自分の意見と相手の意見を比較して混乱するのではなく、表面的に相手の言ったこと理解するのです。「そういう意見もあるんですね」といったレベルです。受け止めればストレスになることはありません。

ただすべての意見に対して「受け入れる」ことを拒否しないように気をつけたいものです。初めて出会った瞬間から「この人とは合いそうにない」と相手の意見に聞く耳を持たなくなると、自分自身が成長できなくなります。自分とは違った意見にこそ、学びのチャンスが隠されているのです。視野を広くするためには、一度相手の意見を分析してみることも大事です。

人はさまざまな考えかたを持っています。自分と違う意見をもっている人と出会うのは日常茶飯事です。心ないと感じる意見を言われるときもありますし、感情だけで人から責められることもあるでしょう。

そんなときのために「受け入れる」と「受け止める」を上手に使い分けながらコミュニケーションしてみてください。余計なストレスをかけることなく、おおらかに接することができます。