「なりたい自分」を掲げつつも、今を生きよう

「なりたい自分」を掲げつつも、今を生きよう

「禍福(かふく)はあざなえる縄の如し」という言葉があります。幸せと不幸せは常に隣り合わせで、今が幸せでも不幸でも、その状態は長続きしないという世の真理です。多くの人は心の中に「なりたい自分」のイメージを持っていると思います。そして多かれ少なかれそのイメージに近づく努力をしているでしょう。

そんな人たちに質問です。「あなたは今幸せでしょうか?」。幸せだと胸を張って言えない人はこのままだと、後に今の自分を後悔するかもしれません。

常に10年先20年先を見据えて「なりたい自分」を追いかけている人がいます。上昇志向は大切ですが、今40代に入っているなら、未来ばかりに見ていないでそろそろ今の自分の幸せにも眼を向けないと、晩年になって人生を振り返ったときにむなしさを感じる恐れがあります。

40代は、時間的にやり直しが利かなくなる年代です。「なりたい自分」だけでなく「今ありたい自分」を意識しないと、取り返しがつかないのです。若いときはまだまだ先のほうが長いので必然的に先を見据えがちになりますが、人生80年の折り返し地点を過ぎた今、今を幸せに感じないと、結局幸せを実感できないまま一生を終えていく可能性も出てきてしまいます。

「仕事以外の楽しみは何でしょうか?」
「家族との楽しい時間を過ごしているでしょう?」
「明日突然死ぬことになったら、幸せな人生だった振り返ることができますか?」

将来の目標や成功を目指す生き方はとても大切です。しかし、40代になったら1日という短いスパンでも幸せを感じられる人になりたいものです。まずはほんの小さな幸せ探しからしてみてはどうでしょう。今日の晩ご飯が楽しみという気持ちだったり、子供の願いを見て幸せを感じたり・・・。

「今日が大切」なのはどの世代も一緒ですが、それを改めて真剣に考え直すのが40代なのです。