お得意様づくりがうまい店員に学ぶ心を開くコミュニケーション

お得意様づくりがうまい店員に学ぶ心を開くコミュニケーション

せっかくコミュニケーションするならうわべだけの言葉のやり取りではなく、心の通った交流ができたら素晴らしいと思いませんか?会話をしていて「この人感じがいいな」と思える人は相手を気にかけた話題や話し方を心がけています。「あなたに関心を持っている」というアピールをしながらコミュニケーションを深めていきます。

美容院やレストランなど行きつけのお店を持っている人も多いと思います。常連客が多いお店の接客からは人の心を開くコミュニケーションのコツを学ぶことができます。

行きつけのお店を持っている人にその理由を訊ねると「安い」「近い」「腕がいい」などの意見がよく挙がります。そして、それ以外の理由として多いのは「店員の反応がいい」「仲よくなった」という意見です。

人は初対面の人には心を閉じています。個人差はありますが、コミュニケーションの時間を重ねることで徐々に心を開きます。お得意様づくりが上手な店員は相手が心を開くまでの時間を短くするテクニックを身に付けています。短時間のコミュニケーションで相手の心を開き心地よくさせます。そして「またこの店に来よう」と思わせるのです。

短時間で人の心を開くには次のようなことを心がけるといいでしょう。

まずは相手の名前をすぐに覚えて会話の中で頻繁に使うことです。こうすることで「あなたに集中している」という思いが伝わります。お得意様づくりがうまい店員は「お客様」ではなく「○○様」と呼ぶことで心の距離感は一気に縮めています。プライベートでも初対面で名前を聞いたら意識して名前を呼ぶといいでしょう。

ファッションやヘアスタイルに注目することも大事です。相手の見た目を話題にすれば「あなたに関心がある」と伝えられます。「素敵なネクタイですね」「かわいいお洋服ですね」と相手の特徴、変化に気づけると話題に困ることも少なくなります。相手の情報を知る間柄ならそこから話題を広げるのも手です。「お子さんの運動会は楽しめましたか?」などと自分や自分の身内の話題をふられたら誰でも嬉しくなります。

また相手の心を開くには自分の立場をわきまえることも大事です。店員とお客の間柄なのに、いつの間にか馴れ馴れしい口調になったり、仕事の愚痴をこぼしたりする店員は問題外です。適切な距離感を保てず、距離を詰めすぎると不信感が生まれます。せっかく開きかけた心は閉ざされ、カギがかかります。

このように、相手の心を開くコツは、相手をよく観察することです。自分のことを主張するのではなく、相手に主張させる接し方をすれば、心の通うコミュニケーションが自然とできるようになります。