下心を持った心遣いは空回ってお節介になる

下心を持った心遣いは空回ってお節介になる

気を利かせたあげたら、相手には感謝されたいと思うもの。「見返りを求めるべきではない」とわかっていても、自分の努力を認められたら誰だって嬉しいはずです。

下心があるからこそ、気の利いた行動がふるまえる、といった人もいるでしょう。モチベーションを保つために、そういった考えを持つのは悪くないですが、下心を持った心遣いは、空回りしてお節介に受け取られる可能性が高くなります。

たとえば大勢で食事をしていて「率先して料理を取り分け、飲み物も注文してあげ、楽しい話題を提供した」としても全員があなたに感謝に気持ちを抱くとは限りません。そういった扱いを受けるのが当たり前と思っている人もいれば、気分が優れなくて楽しめない人がいるかもしれません。もし気分が優れない相手に「ノリがわるいなぁ。心遣いが伝わってないのか?よし、もっとサービスするぞ」と過度のサービスをすれば、相手はわずらわしく感じるだけです。

誤った心遣いをしてしまう一番の原因は、相手の気持ちではなく自分の気持ちを最優先してしまっているからです。本心が「この人に喜んでもらいたい!」ではなく「いい人に思われたい!」になってしまうと相手の心を置き去りにして、配慮を忘れた行動をとってしまいがちです。

心遣いが空回りがちな人は、良かれと思って行った心遣いが本当に必要だったか思い返してみる必要があるでしょう。自分の心遣いを感謝されたい気持ちはわかりますが、そういった下心を持つと相手の気持ちが二の次になりかねないことを忘れてはいけません。

本当に気が利く人ほど、下心を持ってもてなしません。「相手を喜ばせれば、結果はいずれ付いてくる」と考え、肩の力を抜いて控えめに接しています。相手が重荷に感じないように、さりげなく気を利かせましょう。