生前の意思は元気なときにハッキリ家族や周りに伝えておこう

生前の意思は元気なときにハッキリし家族や周りに伝えておこう

健康なうちから自分の死に際の意思を伝えておくことは大変重要です。テレビドラマなどを見ると、死ぬ間際まで話ができたり、ベッドの上で動けたり、病室には家族と患者しかおらず話すタイミングがあったりというシーンが散見されますが、現実の多くは違います。

ほとんどの場合、話せず、動けず、意識はないのです。機械や管につながれて、家族は遠くへ追いやられ、医者と看護士に取り囲まれて死ぬまで過ごすかもしれません。死期が迫ってくると、「ああして」「こうして」という意思表示がさまざまな理由で困難になります。「もっと早く自分の意思を家族に伝えておくべきだった」と後悔するのです。

後悔しないためには、早めにきちんと自分の意思を伝える手段を確立することです。自分の意思を紙に書いておく、自分に成り代わって意思を表示してくれる代理人を立てておく、そして何より家族同士でもしものとき、自分がどうして欲しいかを遠慮なく話し合っておくことが重要になります。

意識が低下して意思疎通ができなくなった場合のために、健康なときに自分の信念、心情を伝えておきます。あなたの死に際の意思はあなたから語り始めなければなりません。周囲は遠慮しがちな話題です。聞きたくても聞けない、という思いを抱いてるケースもたくさんあります。

生前の意思が俎上に載れば、考え方の違いでぶつかる事もあるでしょう。しかし、自分のことですから譲れないところは決して折れるべきではないし、最大限に主張しましょう。たとえ一時的に関係がこじれても、自分の意見は主張ははっきり言うべきです。そうしなければ、やはり死に際に後悔します。

話し合いが何もないまま死に直面すると、結局家族が代理決定するとこになります。当事者の人生観や死生観がきっちり伝わっていなければ、家族は悩みます。そして悩み悩んだ挙句、当事者の思いとは違った決断が下されるかもしれません。そんな悲しいことにならないために、生前の意思を話し合う時間が必要なのです。